実習後の講評(MOA指導員 大下穣)

ヒマワリやスイカなど、前作のサトイモがあった所と無い所ではだいぶ生育の差がみられ、そのサトイモの成果が出ていると感じました。今年のサトイモの後をどうするかというのと、組み合わせをいろいろ考えていけたらと思います。

表層管理のあり方について来年は、不耕起といいつつも表層のみ簡易で耕起するという事で、表層だけを薄く耕し、その下は根を伸ばしたまま次の作物を入れていく、といった形でやれたらなというのが、今年の私なりの反省点です。

トマトの生育について。去年はとても良かったのですが、今年は見てのとおりでした。去年はF1の種を使っており、今年はひとから譲っていただいた自家採種の種を使用しています。自家採種はその場所に合うかどうかがとても大事で、今年のやり方なのか、土に合わせてなのか、植えた後あまり雨が無かったという事もあり、あまりこの場所に合いませんでした。初期の管理がうまくいかなかった事が、この様な結果になったと私は感じています。

F1というのは「肥料を入れれば入れただけよく採れる」といった意味合いで使われる事があり、「F1はダメだ」という話になりかねません。しかしそうではなく、いろいろな品種の中でこの土地に合うものをよく探していきながら、最終的には「この品種が合うな」というものが見つかっていくと、畑の作り方としては良くなっていくと思います。ちょっと気の長い話なのですが、最終的にそういうものが見つかると、より良い畑になっていくのではないでしょうか。

(写真:不耕起のキュウリ。奥は混植したネギ)

そういうことも含めて草の対策と品種のセレクトが来年に向けての課題になると思いますが、今年はキュウリが頑張ってくれたので一安心です。またキュウリの中にもよく育った部分とそうではない部分があったのを皆さんお気づきでしょうか。それはやはり品種の差なのです。今年は4種類の苗を植えており、そういう意味で品種も含めて作り方というのは、その人の個性や畑の特徴が出てくると気付かされました。

(写真:キュウリのツルが誘引用のネットに絡みつく)

(写真:耕起区のダイズ)

(写真:不耕起区のトウモロコシ)

(写真:耕起区のトウモロコシ)

20240629第4回実習を開催しました
20240629圃場での作業の様子
20240629実習後の講評(MOA指導員 大下穣)