2025年度の第1回実習オリエンテーションが4月12日、あだたら食農schoolfarm学舎及び保全農法圃場で行われました。参加者はスタッフを含め約20名。
前半のオリエンテーションのなか、事務局の根本敬さんは「本校理念と実習生の心構え」について説明し、また不耕起区担当の大下穣さん(MOA自然農法文化事業団東北支所 指導員)は「自然農法で畑から食卓までを考える〜あだたら食農schoolfarmでの不耕起栽培を通して思うこと〜」として今年度の作付け計画、MOAにおける自然農法の考え方、大下さん自身の活動概要について話をしました。
「圃場の観察」として大下さんは、スコップで昨年のサトイモ区画に穴を掘り、「作土層(表層約20センチ)に草の根がよく張っており、土の感触が柔らかく、土の中に有機物が入っている状態(腐植)なので、特に耕す必要は無いだろう」とし、また圃場に生えている草について「例えばやっかいもの言われがちなギシギシですが、太い根っこで土や柔らかくしてくれることもある」などその役割を説明しました。

(写真:ギシギシ)

(写真:オオイヌノフグリ)

(写真:ナズナ)
* * *
第1回実習オリエンテーション
「本校理念と実習生の心構え」事務局 根本敬
「自然農法で畑から食卓までを考える」MOA 大下穣
「オリエンテーションの様子」安斉靖彦 近藤匠ほか